第57号 世界の翻訳市場で、自分の市場価値を作ろう


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バベル翻訳大学院(USA) Alumni News Letter 
第57号  2018年5月31日発行
このニューズレターは、バベル翻訳大学院(USA)のAlumni Serviceより、
院生・修了生の方々にお送りしております。

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発行:毎月7日、22日
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<<<目次>>>
【1】 TPT 第198号から 注目記事 [巻頭言]
【2】 TPT 第198号から 注目記事 [Alumni編集室から]
【3】 日本翻訳協会からのお知らせ

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【1】 TPT 第198号から 注目記事 [巻頭言]
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「世界の翻訳市場で、自分の市場価値を作ろう」
 BUPST バベル翻訳専門職大学院 学長 湯浅美代子

  日本在住の皆さん、この連休はいかがお過ごしでしたか?また、連休は無かった
地域の皆さんは、いかがお過ごしでしょうか?四季の変化がはっきりとした日本列島は、
春から夏への季節の変わり目には、兎角風が強かったり、激しい雨が降ったりと、
変化を感じることができます。日々の時節の移り変わりを漫然と過ごさずに、ちょっと
アンテナを伸ばして、自然の変化を観察していきましょう。

ところで、現在は日本も、西暦カレンダーに従って日々を過ごしていますが、祝日や
祭日は、世界各地で異なりますから、「この連休はいかがお過ごしでしたか?」と
書き出しながら、「そうそう、連休は日本だけだった!」と思い出し、
「日本在住の皆さん」という文を挿入したのでした!地球は、なかなか一筋縄では
いかない多様性の惑星です。というわけで、「世界の市場」を意識するとき、
カレンダーも各地で異なることを思い出さないわけにはいきませんね。

このように、一度「世界」という視点で認識し始めると、自分自身の固有の
体験や価値観、尺度というものは、極めてローカルなものなのだと気づきますね。
まさに「世界とは【多様性】である!」と言い換えることができそうです。
世界に「多言語」が存在する理由としての【BABELの塔】の物語は、
旧約聖書の創世記、第11章に出てきます。本大学院の名称
「バベル翻訳専門職大学院」は、この世界に多言語が発生し、
言語のコミュニケーションが取れなくなったという原因譚から名付けました。
では、バベル=BABELとは何か?を考えることから始めたいと思います。

 そこで、ウィキペディアから創世記の聖書の記述 を引用してみましょう。 ……

※続きはこちらから:http://e-trans.d2.r-cms.jp/kantou2/

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【2】 TPT 第198号から 注目記事 [Alumni編集室から]
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ヒストリーリテラシーを高める―‘翻訳’から日本の行く末を考える
 バベル翻訳専門職大学院(USA)  副学長 堀田都茂樹

 私が、20有余年、老荘思想によるマネージメント(Tao Management)を
学んできた田口佳史先生が、課題に直面した時に、物事の本質をとらえ行動に
移す時の大切な指針として言われたことは、
 ・多様性の視点
 ・長期の視点
 そして、そこから導かれる
 ・根源的な視点
が必要であるということでした。

世の中は、生々流転の過程で様々なものが生まれ消え、また生まれ、多様化が
促進されます。しかし、この多様性に振り回せれないためには、長期の視点、
すなわち、歴史に学ぶという姿勢が必要であるということです。

これにより課題のソリューションにつながる根源的視点が持てるとのことでした。

確かに現状を近視眼的に観ていると、その多様性に目をくらませられて本質が
見えなくなってしまいます。しかし、ここにいったん、長期の視点、すなわち歴史の
潮流に身を置いて考える、あるいは、そのことの歴史的な背景はどうだったかを
辿ることにより現状の光景もその見え方が相対化され、更には抽象化され、
違って見えてくるように思います。

例えば、日本にとっての翻訳の歴史をとってみても、その歴史を知ることに
より新しい気づきを得られるものです。

これは、再三言ってきていることではありますが、翻訳は単に異国の文化を
言語変換して享受してもらう行為と一面的にとらえてしまうと翻訳のもつ
根源的部分を看過してしまいがちです。

6,7世紀ころから中国文明を消化、吸収するに中国文化を和漢折衷で
受け入れ、真名、仮名、文化を作り上げできた融通無碍な翻訳日本文化。

明治維新以降も、翻訳という方法を通じて、欧米の当時の先進文化を
土着化することによって民度を上げて世界のトップに躍り出た日本。

日本は明治の近代化で翻訳を通して知的な観念を土着化し、だれでも
世界の先端知識に触れられる環境を創ってきました。ひとつ間違えれば、
国の独立さえ危ぶまれた明治の日本は当時の英語公用語化論を退け、
翻訳を通じて日本語による近代化を成し遂げました。

明治維新以降、先人、福澤諭吉、西周、中江兆民等々が、西欧文化、
技術、制度、法律等、日本にない抽象概念を数々の翻訳語を創って
受け入れてきました。 societyが社会、 justiceが正義、truthが真理、
reasonが理性、その他、良心、主観、体制、構造、弁証法、疎外、実存、
危機、等々。

しかし、その後、日清戦争、日露戦争に勝利して、国際政治において
舞い上がって第二次大戦では敗戦、半植民地状態になって今に至る日本。
とは言え幸運にも日本語を堅持し、日本文化、日本の国体を維持しつつある
幸運な国、日本。

一方、英語による支配の序列構造の中で、英語公用語を採用して、二流国を
甘んじて受け入れたインド、マレーシア、ケニアなどの旧イギリス植民地諸国、
フィリピン、プエルトリコ等々。

明治維新以降の初代文部大臣、森有礼が劣った言語、日本語を廃止して
英語に変えると言ったときに強硬に反対、この案をつぶした福澤諭吉をはじめと
する先達に脱帽です。

世界の歴史潮流は、人、モノ、金の自由化、移民受け入れ、小さな政府、
市場開放、英語化という所謂、グローバリズムにNo!を宣言しているにも
拘わらず、いまだにグローバリストの先鋒である英米金融資本に踊らされて、
郵政民営化、司法制度改革、商法改正、農業移民受け入れ、学校の
英語教育早期導入、スーパーグローバル大学の授業の英語化等々、
グローバリストの意向を唯々諾々と受け入れ、最後尾をのろのろ走っている日本。

このままでいけば、英語化二流国家、格差社会、自信喪失社会が目の前に
見えてきます。

これらの経緯を読み解くと見えてくる将来の世界、それは世界の歴史が東と西の
選手交代するという村山節氏の歴史800年周期説というより、次のステージは、
多文化共生の時代、お互いの文化の違いを認め合って共生していく社会のように
思います。また、それこそが翻訳の真髄と考えます。

あのサミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」を人種差別の書と断定する米国
知識人に中国とは違った大覇権主義の限界が見え隠れします。常に普遍を
追求して違いを消去してきた米国。それに反して、植民地政策の歴史を持つ
英国は国際政治においてももまれ、文化差に対しては経験的に理解し、
対処しようとしています。この多文化を認め、その上で、自文化を重んじる、
ある意味の度量(否、戦略)が英国のEU脱退、BREXITにつながったの
かもしれません。

1853年ペリーの来航からから始まった日本の極めて浅い国際政治への参画、
対して百戦錬磨の英国のような国とは比べようもないのですが、日本の行く末を
考えていくには、経験に不十分ながらも代替できるヒストリーリテラシーを高める
ことが必要と考えます。

我々、バベルグループができることと言えば、政治、経済の領域ではなく、
国家の文化・社会戦略としての‘翻訳’を考えることと確信します。

なぜなら、翻訳こそ、多文化共生に基づく世界の融和政策だからです。

※全文はこちらから:http://e-trans.d2.r-cms.jp/alumni2/

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【3】日本翻訳協会からのお知らせ
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一般社団法人 日本翻訳協会  試験のご案内
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☆★☆日本翻訳協会の認定校のバベル翻訳大学院USA 修了生の方は
    2018年6月実施の各試験を受験料\3,000にて受験頂けます!! ☆★☆
(一般受験料:\5,400から)

*試験のお申し込みの際には必ず、
バベル翻訳大学院(USA)の「修了年度と専攻」を受験申請書の
「備考」欄に記載して下さい。
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<2018年6月16日実施>

1.「出版翻訳能力検定試験」
実施日:2018年6月16日(土)10:00~13:00(日本時間)
締切り:2018年6月12日(火)(日本時間)
1) 第13回 ロマンス小説翻訳能力検定試験 
2) 第17回 一般教養書(ビジネス関連)翻訳能力検定試験
3) 第17回 一般教養書(サイエンス関連)翻訳能力検定試験 
詳細・お申込は、当協会ホームページから 
http://www.jta-net.or.jp/about_publication_exam.html
 
 2.ビジネス翻訳能力検定試験
実施日:2018年6月16日(土)10:00~12:00(日本時間)
締切り:2018年6月12日(火)(日本時間)
1) 第24回 医学・薬学翻訳能力検定試験(英日・日英)
2) 第24回 特許翻訳能力検定試験(英日・日英)
3) 第16回【日英】医学・薬学翻訳能力検定試験
詳細・お申込は、当協会ホームページから 
http://www.jta-net.or.jp/about_business_exam-2.html

3.第16回フランス語翻訳能力検定試験
◆フィクション分野
実施日:2018年6月16日(土) 10:00~13:00(日本時間)
締切り:2018年6月12日(火)(日本時間)
詳細・お申込は、当協会ホームページから 
http://www.jta-net.or.jp/about_french_translation_exam.html

4.第16回 ドイツ語翻訳能力検定試験
◆フィクション分野
実施日:2018年6月16日(土) 10:00~13:00(日本時間)
締切り:2018年6月12日(火)(日本時間)
詳細・お申込は、当協会ホームページから 
http://www.jta-net.or.jp/about_german_translation_exam.html

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2018年5月31日発行 バベル翻訳大学院(USA) Alumni Service

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