第64号 バベルの意味を探りつつ、現代をどう生きるか?を考える


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バベル翻訳大学院(USA) Alumni News Letter 
第64号  2018年9月29日発行

このニューズレターは、バベル翻訳大学院(USA)のAlumni Serviceより、
院生・修了生の方々にお送りしております。

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発行:毎月7日、22日
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<<<目次>>>
【1】 TPT 第205号から 注目記事 [巻頭言]
【2】 TPT 第205号から 注目記事 [Alumni編集室から]
【3】 日本翻訳協会からのお知らせ

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【1】 TPT 第205号から 注目記事 [巻頭言]
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「 バベルの意味を探りつつ、現代をどう生きるか?を考える 」
 BUPST バベル翻訳専門職大学院 学長 湯浅美代子

「翻訳に熱中症の皆様、いかがお過ごしようか?」笑い。私のいる地域は、
すっかり秋の気配を感じさせる今日この頃です。日が射しているときと、
曇り空の時とでは、気温の変化、差が大きくなりました。セミの声もずいぶん
減り、8月半ばを過ぎて秋の気配を感じるほど、涼しくなっています。

しかし世界の各地に目を転じれば、各地の気象現象は、相変わらず猛暑や
豪雨、突然のシンクホールができたり、大規模地震、山火事などに加えて、
クジラやイルカなどが浜辺に打ち上げられたり、魚類が大量死したりする
など、海の中の大異変も起きているようです。
既成概念がまさに崩壊していきます。

インターネットが登場して早20年が経ち、今やユーチューブで、世界各地の
生情報が、リアルな画像で、いつでも、どこにいても見ることができる!と
いう時代が出現しています。
これは、単に科学の進歩ですね!と言えるような状況ではないと思います。
今、起きているのは、大きなテクノロジーの変化によって引き起こされる、
社会の構造変化であり、人間の意識・認識に多大な変化をもたらす現象が
起きている時代なのだと感じます。

勿論、何も感じない人もいてもいいわけで、人はそれぞれ、自分の認識力、
考え方によって世界を意味付け、価値付けして捉えているので、激変を感じる
人もいれば、何も感じない人もいるでしょう。それらは全く個人の自己責任に
よって把握、認識、表現されているのですから、何でもありなのですね。
個人差が大きいことも現代の特徴である、と言えると思います。

このように見方、考え方、視点というものは、現代ではかなりバラバラ、
つまり人によってとらえ方がかなり違っている時代である、ということに
なります。これは、多文化社会の容認というか、多様性=それぞれの
価値観・思考様式を尊重する、という考え方が成長してきた!と言える
現象です。ひと昔前までは、そうはいかなかったのではないでしょうか?
現代はバベルの塔の意味の裏返しの時代とも言えるのでは?と思いました。
 ……

※続きはこちらから:http://e-trans.d2.r-cms.jp/kantou2/

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【2】 TPT 第205号から 注目記事 [Alumni編集室から]
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「日本の言語は不便利にして、文章も演説も出来えぬゆえ、英語を使い、
英文を用いるなぞと、取るにも足らぬバカを言う者あり
(初代文部大臣森有礼)」― 福澤諭吉 
 バベル翻訳専門職大学院(USA)  副学長 堀田都茂樹

今回は前回に次いで、福沢諭吉に学ぶ視座を小浜逸郎氏の著書
『福澤諭吉 しなやかな日本精神』を参考に考えていきたいと思います。

「日本の言語は不便利にして、文章も演説も出来えぬゆえ、英語を使い、
英文を用いるなぞと、取るにも足らぬバカを言う(文部大臣森有礼)という
者あり」と喝破した福澤諭吉。諭吉が「学問のすすめ」を発刊したとほぼ
同時期に、初代文部大臣、森有礼が英語公用語論を唱えた時に、福沢諭吉が
森を罵倒した言葉です。 私企業ならまだしも、安易に戦略特区で公共の
サービスの場を英語化しようなどという提案をしている国と地方自治体、
スパーグローバルユニバーシティを謳い、日本の高等教育を単純に英語化
しようとしている文科省、おまけに英語教育の早期化を小学校で成算もなく
進めようとしている文科省等々を考えると改めて諭吉のことばを戒めと
したいと思います。

また、英語を高等教育の言語に採用したシンガポール他、アジア各国、一方
日本は日本語による高等教育を堅持しながらも、理系に関しては米国に
次いでのノーベル賞を取得してきたという実績。しかし、残念なことに、
2,000年を100として、科学技術関係予算の推移を主要国で比較すると、
アメリカ、ドイツ、イギリスは1.5倍、韓国は4.7倍、なんと中国は11倍。
対して、日本はなんと横ばいの1.06倍。技術立国を真っ向から否定していく
政府には呆れます。

諭吉が教えてくれている、西洋と東洋の半ばにあり、日本の在り方を常に
考えて、安易に西洋につくこともなく、東洋、日本、そして西洋もしつかり
学ぶ姿勢は、日本政府はもちろんのこと我々がしつかりと獲得しておか
なければならないでしょう。

改めて、日本の現状を憂い、日本の在るべき姿を問題意識をもって考える
時期にきている
ことを昨今の日本政府の施策をみるたびに思います。

諭吉は明治維新というまさに転換期にこうしたことを考えていたわけですが、
我々も今が転換期、転換しなければならない時期にきているという強い認識を
持ちたいと考えます。
ご存じだったでしょうか、小浜氏の著書でも引用されていますが
(京都大学大学院教授 藤井聡作成データ)OECDが発表している主要国の
名目GDPの推移、1990年を100として、ドイツ、フランス、イタリアは
200以上、アメリカ、イギリス、カナダは300以上、ところが日本はなんと
横ばい。おまけに、1995年から2015年までの20年間の名目GDP成長率は
世界の主要国80か国中、最低。いきおい名目賃金も20年間下がり続けていると
いう惨状の日本。こんな現実を意図的にか?
政府はもちろん、マスコミも一切触れていないという不可思議さ。

福澤諭吉が生きていればこう思うのではないかと思います。

現状の日本の亡国の3大危機と敢えて言えば、その最たるものは、国民の
危機意識の欠如、国を想う意識欠如、いわば、‘ゆでガエルの状態の
日本人’を思わざるを得ません。
日本の経済的凋落(為政者の失政)を横目に、隣の大国、中国が着々と
日本を侵略し(土地を買いあさり)、日本を属国にと目論んでいる状況の
中で、今こそ目覚めるときが来ているように思います。

小浜氏も危機意識をもって強く主張しているのは、2つの亡国の危機。

一つは、財務省の緊縮財政路線。すなわち、成長を否定する財務官僚の愚策。
これによる今回の各地の水害の主要因であるインフラの整備の遅れ、
科学技術の予算削減による技術立国の危機、軍事予算の削減から隣国中国と
圧倒的差を付けられつつある国を自力で守る力の弱体化。日本国の愚策は
情けない限りです。

その背景には、国の借金1,000兆円、国民一人当たり800万円という
財政破綻論のデマ 。国債の発行は全て円建てで破綻などありえない、
おまけにあたかも国民に借金があるように(実は国民が債権者)
プロパガンダをながしています。

二つ目の亡国の危機は、グローバリズム、新自由主義に対抗する考えが
希薄なことです。実質的な移民化政策、教育の英語化、電力の自由化、
水道の民営化等も実のところグローバル企業(中国も含む)の餌食に
されているだけの現状をどこまで認識しているのでしょうか。

それもこれも日本独特の民間議員を野放図にした結果であることは承知
しているでしょうか。
議員でも何でもない財界の要人を、未来投資会議、経済財政諮問会議等の
名目で参画させ、実のところかれらが自分たちの関連した企業に利益誘導を
している(健全なロビーイングならまだしも)、私利をむさぼる構造を
生み出してしまった日本。

この稿では決して政治に深入りしたいわけではないのですが、今の日本を
健全に憂うる姿勢が望まれます。

福澤諭吉は、一般に誤解されているような西洋かぶれではなく、真摯に
日本を想い、西洋の文物をいわば‘翻訳的方法’で、しつかり咀嚼し、
日本的な文脈で‘翻案’していく姿勢を堅持していました。第二の
福澤諭吉の誕生が待たれます。

※全文はこちらから:http://e-trans.d2.r-cms.jp/alumni2/

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【3】日本翻訳協会からのお知らせ
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一般社団法人 日本翻訳協会  試験のご案内
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☆★☆日本翻訳協会の認定校のバベル翻訳大学院USA 修了生の方は
2018年10月実施の各試験を受験料\3,000にて受験頂けます!! ☆★☆
(一般受験料:\5,400から)

*試験のお申し込みの際には必ず、バベル翻訳大学院(USA)の
「修了年度と専攻」を受験申請書の「備考」欄に記載して下さい。
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<2018年10月20日実施>

1.第15回 翻訳プロジェクト・マネージャー資格上級試験
実施日:2018年10月20日(土)10:00~13:00(日本時間)
締切り:2018年10月16日(火)(日本時間)
詳細・お申込は、当協会ホームページから 
http://www.jta-net.or.jp/about_pro_exam_tpm_2.html

2.「出版翻訳能力検定試験」
実施日:2018年10月20日(土)10:00~13:00(日本時間)
締切り:2018年10月16日(火)(日本時間)
1) 第20回 ヤングアダルト・児童書翻訳能力検定試験 
2) 第19回 エンターテインメント小説翻訳能力検定試験
3) 第14回 ロマンス小説翻訳能力検定試験 
詳細・お申込は、当協会ホームページから 
http://www.jta-net.or.jp/about_publication_exam.html
 
3.ビジネス翻訳能力検定試験
実施日:2018年10月20日(土)10:00~12:00(日本時間)
締切り:2018年10月16日(火)(日本時間)
1) 第26回 医学・薬学翻訳能力検定試験(英日・日英)
2) 第26回 特許翻訳能力検定試験(英日・日英)
3) 第18回【日英】医学・薬学翻訳能力検定試験
詳細・お申込は、当協会ホームページから 
http://www.jta-net.or.jp/about_business_exam-2.html

4.第17回フランス語翻訳能力検定試験
◆ノンフィクション分野
実施日:2018年10月20日(土) 10:00~13:00(日本時間)
締切り:2018年10月16日(火)(日本時間)
詳細・お申込は、当協会ホームページから 
http://www.jta-net.or.jp/about_french_translation_exam.html

5.第17回 ドイツ語翻訳能力検定試験
◆ノンフィクション分野
実施日:2018年10月20日(土) 10:00~13:00(日本時間)
締切り:2018年10月16日(火)(日本時間)
詳細・お申込は、当協会ホームページから 
http://www.jta-net.or.jp/about_german_translation_exam.html

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2018年9月29日発行 バベル翻訳大学院(USA) Alumni Service


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