第70号 翻訳とは、自己の体験する現実の想像=創造である ―AIについての一つの考察


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バベル翻訳大学院(USA) Alumni News Letter 
第70号  2018年12月25日発行

このニューズレターは、バベル翻訳大学院(USA)のAlumni Serviceより、
院生・修了生の方々にお送りしております。

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発行:毎月7日、22日
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<<<目次>>>
【1】 TPT 第211号から 注目記事 [巻頭言]
【2】 TPT 第211号から 注目記事 [Alumni編集室から]
【3】 日本翻訳協会からのお知らせ

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【1】 TPT 第211号から 注目記事 [巻頭言]
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「 翻訳とは、自己の体験する現実の想像=創造である ―AIについての一つの考察」
 BUPST バベル翻訳専門職大学院 学長 湯浅美代子
 
 11月20日の夜、東京の空を見上げると、満月とは言えないまでも、美しい丸い月が
出ていました。夜空もネオンサインやたくさんの光があり、あまり暗くないのですが、ビルの
谷間に丸い金色の光を放つ、月が浮かんでいました。つい見とれていましたが、秋の月には
冬へと向かう季節の臭いというか、その風情が感じられます。

バベル翻訳専門職大学院は、学生の皆さんをはじめ、教師陣、マネジメントスタッフ、
運営スタッフも皆、世界各地に在住して活動していますので、同時に見る空は、夜の闇
だったり、朝日の輝きを放っていたり、真昼でもあり、夕日に染まっていたりするでしょう。
地球は丸い!?このように考える時、20世紀末からの短期間の社会変化のスピードに
改めて驚くと同時に、技術開発、情報の蓄積、コミュニケーションなどが、日々加速する
スピードで変化していることが実感できます。

 とりわけ、2016年に始まった変化の波は2020年へ向けてなお加速し、大きなうねりと
なっているようです。それは、私達人間社会のテクノロジーや、社会システムの変化だけ
ではなく、地球環境そのものの変動や、天体の位置の変動なども伴い、まさに人間を
中心として社会環境、自然環境、太陽系を中心とした天体環境にも及ぶ大きな
変動が共振するタイミングとなっているようです。

 それは今、地球規模で、地震や火山活動が活発化し、大雨や洪水、津波、
降雪、山火事、陥没や隆起などの大きな環境変化が起きていることとシンクロして
います。バベル翻訳専門職大学院の本拠地、米国のハワイ州でも、ハワイ島の
キラウェア火山が今年5月3日から噴火し、その活発な火山流が止まらず、一時、
火山が山体崩壊した時、大変な津波が襲う、とのシミュレーションがありました。

 そのため、過去の経験から、ハワイオフィスは大丈夫だろうか?と思えるかなり
危機的状況にありましたので、とりあえず、リモートワーキング体制を取るなどで
対応しました。しかし、ハワイオフィスの場所は、アラワイ運河の脇という立地なので、
このままでいいかどうか対策を講じる必要もあり、9月に、ハワイオフィスにて勤務して
調査しましたが、この頃には大分おさまり、観光客も相変わらずで何事もなく済み、
幸運でした。

 ただ、現地居住者の方のお話では、火山噴火の影響によるガスの臭気が流れて
きた時もあったということでした。私は事業活動を始めて45年になりますが、日本は、
地震国なので、この間、大きな地震を何回か経験しておりますので、それに比べると
ハワイの方達は随分おおらかだと感じました。 ……

	※続きはこちらから:http://e-trans.d2.r-cms.jp/kantou2/

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【2】 TPT 第211号から 注目記事 [Alumni編集室から]
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ギグ・エコノミー時代、Professional Translatorに求められる「プロフェショナルブランディング」 
 バベル翻訳専門職大学院(USA)  副学長 堀田都茂樹
 
 「ギグ(gig)」とは、元々はジャズやロックなどで、即興でミュージシャン同士が、
音合わせを兼ねて、その場限りの演奏をやってみることを意味し、それが転じて、
「単発の仕事」という意味で広く使われるようになったそうです。


Definition of the Gig Economy
The term “gig economy” refers to a general workforce environment in 
which short-term engagements, temporary contracts, and independent 
contracting is commonplace. It’s also referred to as the “freelancer
economy,” “agile workforce,” “sharing economy,” or “independent 
workforce.” You might think it’s a buzzword, and you’d be right, 
but the widespread growth of startups supporting the gig economy 
(and the number of workers leveraging them) are a sure indication 
that the nature of work as we know it is changing.

Studies estimate that by the year 2020, 43 percent of the American 
workforce will consist of independent contractors. With digitization
and automation threatening some traditional jobs, the freelance economy
can provide job security, but not in the traditional sense.

In the freelance economy, workers operate as independent contractors, 
meaning their clients pay them an agreed-upon rate for services rendered. 
In an independent contracting arrangement, workers are responsible for 
saving and paying their own taxes and aren’t eligible for the typical 
benefits of full-time employment such as access to group health insurance 
or retirement investments and savings accounts. But thanks to the rise of 
the independent workforce, benefits such as health insurance coverage, 
independent retirement accounts (IRAs), and liability and accident insurance 
are more accessible than ever before. Plus, workers operating as independent 
contractors get to take advantage of the tax benefits of operating their own 
business, including tax deductions for non-reimbursed operating expenses 
such as travel, supplies, and the like. 
(Angela Stringfellow A writer focusing on news, trends, and insights in 
marketing, business, and technology)

企業や組織に属さず、ネットを通じて個人で単発の仕事をとる働き方が広がっています。IT関連業務
に限らず、翻訳やマーケティング、法務、会計、コンサルティングなど職種も多様になってきました。
AIの発達でさまざまな仕事が消えていくなか、国境を越えてオンラインで人々が仕事を取り合う
「フリーランス」の時代になるのでしょうか。

「アップワーク」 や
「リンクトイン・プロファインダー」
といった数多くのギグエコノミーサービスで紹介される
仕事を好きなように組み合わせられるということでもあります。

マッキンゼーの調査によれば、米国と欧州連合(EU)各国では約6400万人が、
必要に迫られてではなく自らの選択で、
本業に加えてこうしたギグワークを請け負っていると言います。

また、米国Intuitの調査によると、2020年までにアメリカ人労働者の43%が
フリーエージェントとしての独立請負業者に
なると予測されています。また、オックスフォード大学のインターネット研究所が
2017年7月に発表したレポートでは、
すでに過去1年間で26%も拡大したことが報告されています。
 
マスコミでは、国境越えて仕事を奪い合う時代が来るのか 、
と騒ぎ立てているようですが、そのようなネガティブに
とらえるのはマスコミの得意技、むしろポジティブにとらえるべきと考えます。

しかし、こうした国を超えた人材の自由な移動は、一見、移民と同一視
されがちですが、国のアイデンティティ
喪失につながる危険な移民受け入れとは根底が違うと理解すべきと考えます。
移民政策はその国固有の文化を守る
という立場からも安易にすべきでないと信じます。

ちなみに、実態は、日本への流入者は前年比約5万5,000人増の39万人1,000人。
ドイツ(約201万6,000人)、米国(約105万1,000人)、英国(47万9,000人)
に次ぐ、堂々の4位だそうです(OECD加盟35カ国中)。
他の先進国が移民受け入れで国が破壊されるなか、
政策を転換しているなか我が国は何を考えてこれを進め
ようとしているのでしょうか。

この稿では、ギグ・エコノミーの時代、ネット上で国を越えて働く
クラウドワーカーの中でも古い職種である
プロフェショナルトランスレータを考えてみたいと思います

翻って、プロフッションとは英語のprofessを語源としていることはご存知でしょう。
Professとは神の前で
宣言する、という意味をもち、中世ヨーロッパでは神の前に誓いを立てて
従事する職業として、神父、医師、
法律家、会計士、教師等の専門家を指していました。彼らは職業を通して神、
社会に対して責任を負うという
厳しい倫理観で自らを律していたと言います。

参考までに、プロフェッションならびにプロフェッショナルの概念に
ついては様々な定義がありますが
その一つを紹介しますと、

①    専門的知識・技術に基づく仕事に従事していること 
②    その知識や技術は,一定の外部汎用性を備えたものでなければならない 
③    外部に専門家団体もしくは専門家社会が存在し,何らかの形で能力その他
       を評価するシステムが備わっている。また、 これらの能力的及び倫理的基準
       を維持することを主目的とした職業団体が存在していること 

プロフェショナリズムを重んじる翻訳の各国の団体、私の関わる
日本のJTA( Japan Translation Association)、
アメリカのATA(AmericanTranslators Association)、
イギリスのITI(Institute of Translators andInterpreters)、
オーストラリアのNAATI(National Accreditation Authorityfor Translators and Interpreters) 
等はその倫理基準を明示しています。

私としてはこの辺を踏まえて、Professional Translatorとしては
一定の矜持をもってクラウドワーキングを
してもらいたいと考えます。それには、まずは翻訳者としての
プロフェショナルブランディングを創りあげること
から全てが始まります。

翻訳者として自信をもって臨めるどの分野を専門としたいのか。
また、それをどう発展させていきたいのか、
自分のプロフェションのドメインを確立することが重要です。
そして、その社会的役割を深く認識することが
必要と考えます。

そのうえで、方法として、個人事業主としてスタートするのか、
株式会社としてスタートするのかを決める
ことになります。言うまでもない事ですが、法人組織としてスタートする
メリットは、営業のしやすさ、
言い換えれば経験証明となること、税務のメリットがあること。
また、重要なのは有限責任であることはご存知の通りです。
 
こうして翻訳者としてのプロフェショナリズムを胸に、仕事に臨んでもらいたいと考えます。

日本でも、ウーバーWeWorkなども
上陸し、新しい働き方の認識は着々と進んできていると言えます。
しかし実態は、やっと副業・兼業という
働き方が容認される環境になってきたという状況でしょう。
政府主導ながら「働き方改革」推進のおかげで、
テレワークを実施する企業がようやく増えつつある段階のようです。

しかし、ギグ・エコノミーの労働市場が国内に限定されることのない
幅広い人材の選択を可能にしていると
すれば、日本国内の法制度や働き方の環境がまだ整っていないことは、
むしろグローバルのギグワーカーの
活用を推進させることになるかもしれません。

いずれにせよ、始まっているギグ・エコノミーの時代。先発組のProfessional Translatorとしては
高度な自己マネジメント、プロフェショナルブランディングが求められる時代に入っているのでしょう。

	※全文はこちらから:http://e-trans.d2.r-cms.jp/alumni2/

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【3】日本翻訳協会からのお知らせ
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一般社団法人 日本翻訳協会  試験のご案内
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☆★☆日本翻訳協会の認定校のバベル翻訳大学院USA 修了生の方は
   2019年1月実施の各試験を受験料\3,000にて受験頂けます!! ☆★☆
(一般受験料:\5,400から)

*試験のお申し込みの際には必ず、
バベル翻訳大学院(USA)の「修了年度と専攻」を受験申請書の
「備考」欄に記載して下さい。
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<2019年1月19日実施>

1.「出版翻訳能力検定試験」
実施日:2019年1月19日(土)10:00~13:00(日本時間)
締切り:2019年1月15日(火)(日本時間)
1) 第21回 ヤングアダルト・児童書翻訳能力検定試験 
2) 第20回 エンターテインメント小説翻訳能力検定試験
詳細・お申込は、当協会ホームページから 
	http://www.jta-net.or.jp/about_publication_exam.html
 
2.ビジネス翻訳能力検定試験
実施日:2019年1月19日(土)10:00~12:00(日本時間)
締切り:2019年1月15日(日本時間)
1) 第29回 IR・金融翻訳能力検定試験(英日・日英)
2) 第33回 リーガル翻訳能力検定試験(英日・日英)
詳細・お申込は、当協会ホームページから 
	http://www.jta-net.or.jp/about_business_exam-2.html

3.第16回 翻訳プロジェクト・マネージャー資格上級試験
実施日:2019年1月19日(土)10:00~11:30(日本時間)
締切り:2019年1月15日(日本時間)
	http://www.jta-net.or.jp/about_pro_exam_tpm_2.html

4.第18回フランス語翻訳能力検定試験
◆ノンフィクション分野
実施日:2019年1月19日(土)10:00~13:00(日本時間)
締切り:2019年1月15日(火)(日本時間)
詳細・お申込は、当協会ホームページから 
	http://www.jta-net.or.jp/about_french_translation_exam.html


5.第18回 ドイツ語翻訳能力検定試験
◆ノンフィクション分野
実施日:2019年1月19日(土)10:00~13:00(日本時間)
締切り:2019年1月15日(火)(日本時間)
詳細・お申込は、当協会ホームページから 
	http://www.jta-net.or.jp/about_german_translation_exam.html

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2018年12月18日発行 バベル翻訳大学院(USA) Alumni Service


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